ITエンジニアと英語 海外駐在ネタ

海外駐在や海外出張のチャンスがなくても、英語力は伸ばせる。むしろ、そういったチャンスに期待しないほうが英語力は伸びるという事実

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こんにちは、げんごにあです。

海外駐在や海外出張といった海外業務チャンスを狙って、英語力を磨いている ITエンジニアも少なくないと思います。

筆者も、かつてはそうでしたし、新人時代には、海外駐在や海外出張を経験すると、TOEICスコアが自然と上昇するのだろうという風に考えていたくらいです。

結論的にいうと、海外駐在や海外出張をすることと、TOEICスコアが伸びることには、ほとんど相関関係はありませんし、本記事では、その理由について情報共有したいと思います。

なお、本書の執筆は、海外業務のチャンスを獲得できるよう、日本国内での「国産」英語学習によってTOEIC 900点を突破し、海外駐在員として飛び立った筆者の実体験がベースになっています。

求められている英語力の種類が異なる

そもそも論として、ITエンジニアとしての海外業務で求められている英語力と、TOEICで高得点を取るための英語力は、種類が違うということです。

分かりやすく単純化して言うと、以下のような違いです。

■求められる英語の種類が違っている

  • ITエンジニアとしては、より専門的で、プログラミング特有の表現ストックが求められる。定型表現として覚えるべきボリュームも限られているため、TOEICで頻出の表現をすべてマスターしなくとも、業務は回せるようになる
  • TOEICで高得点をゲットするためには、より一般的で、試験に頻出の表現をもれなくおさえる必要がある。TOEIC 700以上レベルの語彙には、 ITエンジニアとして一生使わないであろうものも少なくない

もちろん、両者に共通して求められる英語知識はありますが、基本的に、 ITエンジニアが海外業務を回すために必要な英語力、TOEICで高得点を取るための英語力は別物だと思っていたほうが、誤解は少ない気がします。

少なくとも、TOEICスコアが低いから、 ITエンジニアとしての海外業務が回せないという変な理屈は発生しなくなります。

海外駐在や海外出張では、覚えたフレーズを何度も使いがちで、成長が鈍る

筆者の立場をあきらかにしておくと、海外業務チャンスを否定する気はありませんし、むしろ、そういった機会に恵まれることがあれば、迷わずにつかみとるべきだと考えています。

それでも、英語力をアップさせることが純粋な目的であれば、あまりそういった海外業務チャンス任せにするのは、賢明ではないとも考えています。

たしかに、英語学習へ取り組むモチベーションを維持・向上するために、そういった海外業務チャンスはカンフル剤となり得るため、効果ありといえますが、間接的かつ限定的です。

それでも、大半の駐在員の生活パターンをよく見ていれば分かりますが、出社から退社まで、ほとんど定型表現の組み合わせだけで過ごしており、退社後は、日本人社員同士で飲みにい行くため、一向にボキャブラリは増えないまま、帰任タイミングを迎えることになります。

こういった事情があるため、海外駐在や海外出張は、TOEICスコアを伸ばすための直接的なファクターにはなりません。

いつでも英語を使うチャンスがあると言う気分が、英語学習意欲を低めてしまうことも

皮肉ですが、海外駐在や海外出張があると、身の回りには外国人だらけとなるため、英語を使うチャンスがあるということに対して、レア感が薄まってしまい、その結果、日本にいたときの方が、きちんと時間を割いた、それなりにしっかりした方法で英語学習に取り組んでいたと言うことにも、なりかねません。

また、自分のお金ではなく、会社のお金で海外に来ていることからも、「元を取ろう」という、学習者としとのコスパ意識も弱まるため、海外業務のチャンスをゲットできることは、英語力強化のためには、決してプラスに働くばかりではないのです。

中には、モチベーションが高く、海外駐在や海外出張に来たチャンスをフル活用できる人もいますが、そもそも、そういう意欲的な人は、日本にいても勉強ができるケースが多いのではないでしょうか。

結局、 ITエンジニアがどうやって英語力を伸ばすかという現実的な話をしよう

以上の内容を受け、 ITエンジニアとして英語力を伸ばすためには、以下のような観点を養うことが最適だといえます。

■英語を学ぶ、すべてのITエンジニアが持っておきたい観点

  • TOEICスコアを伸ばすための英語力も、 ITエンジニアとして海外業務をまわすための英語力も、両方尊重する。どちらがエライという問題ではなく、どちらも重要なため
  • 海外駐在や海外出張を通じて英語力を高めるという発想では、手遅れ。そういった海外業務チャンスがやってくるまでに、実用レベルの英語力を獲得しておくべきという発想に切り替える

少し厳しく、現実的なことばかり書きましたが、 ITエンジニアとしての実務をこなしつつ、TOEICを900台に高め、その後に海外駐在を経験した筆者の実経験に基づいていることは、本記事の信頼性担保につながっていると思います。

英語は、典型的な積み重ね型の科目であるため、一朝一夕には伸びるものではありませんが、アプローチ方法さえ正しければ、費やした時間だけ実力が伸びるという楽しさもあります。

頑張ってください、応援しています。

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